『山學ノオト2(二〇二〇)』刊行記念

日常を取り戻したいツアー

博士のフツウの日常vol.2 「研究と生活ー本を出すこと作ること」

開催日:2021年11月14日(日)

開催時間:14:00〜15:30(ごろ終了予定)

配信フォーマット:Zoom(生配信)

*事前購入者のみアーカイブが視聴可能です(アップロード:イベント翌日ごろ、公開:二週間程度)*

 

【 オンラインでの配信について 】

当イベントはオンラインでのリアルタイム配信に加え、購入者向けにアーカイブの限定配信(二週間ほど)を予定しています。

 

(参加料金)各々の購入ページへリンクを設定しています。

オンライン参加:1300円(税込) 

 

本と同時:『山學ノオト2(二〇二〇)』つき:3500円(2200円+参加費1300円、送料300円無料)

 

 

本と同時2:『山學ノオト1』+『同2』:5000円(4180円+参加費820円、送料300円無料)

 

※ご購入いただきましたチケットは、ご返金ができません。予めご注意ください。

※購入時に参加用のURLとパスコードか記載されたPDFファイルがダウンロードされます。そちらに従ってご参加ください。

 

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ぼくらにとって「普通」なことでも、一般的には「不通」なのかも……。

そんな疑問から生まれた博士号取得者のそれからを語り合う、「博士のフツウの日常」イベント。第二弾は作家・編集者の友田とんさんをゲストにお迎えしての開催です。村と都市を往復する生活を描いた日記『山學ノオト』を刊行した青木真兵さん、翻訳や農業も営まれる栢木清吾さんとともにお送りします。

 

自身の著者 (『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する』他)や『うろん紀行』(著:わかしょ文庫)など出版社「代わりに読む人」としての活動で知られる友田さんですが、数学を研究していた理学博士でありつつ、研究・技術者として企業に勤めてもいる経歴の持ち主です。

当イベントのホストでもある青木さんは文学博士、栢木さんは学術博士。反面、博士号取得後に大学内だけではない、多様な活動を続けていることは共通しています(それぞれの活動はプロフィールをご覧ください)。理系と文系の違いや、博士号とそれからの生活の関係、それぞれの立場からの実践を語り合います。

 

 

【プロフィール】

◇友田とん(ともだ・とん)

作家・編集者。1978年京都生まれ。ナンセンスな問いを立て日常や文学に可笑しさを見つけるエッセイや小説を書く。主な著作に『『百年の孤独』を代わりに読む』、『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する』シリーズがある。大学では経済学、大学院では数学(位相幾何学)を研究し2007年に博士(理学)を取得。企業でコンピュータサイエンスの研究者・技術者として勤務する傍ら、出版レーベル・代わりに読む人を立ち上げる。専門分野の博士に加え、越境者ならではの視点が活動や作品の特色を生んでいる。

 

◇栢木清吾(かやのき・せいご)

1979年大阪生まれ。神戸大学総合人間科学研究科博士後期課程修了。現在、同大学国際文化学研究科協力研究員、立命館大学ほか非常勤講師。専門は移民研究、歴史社会学、カルチュラル・スタディーズ・主な論考として「グローバル化・移民・都市空間」『出来事から学ぶカルチュラル・スタディーズ』(ナカニシヤ出版)、「差別感情にふれる」『ふれる社会学』(北樹出版)、訳書にニケシュ・シュクラ編『よい移民」、パニコス・パナイー『フィッシュ・アンド・チップスの歴史』(ともに創元社)、アーロン・S・モーア『「大東亜」を建設する』(共訳、人文書院)などがある。

 


場所をもつこと。本屋と図書館、此岸と彼岸

タイトル:「場所をもつこと。本屋と図書館、此岸と彼岸」

開催日時:11月7日(日)15:00〜17:00

会場:生活綴方(〒222-0011 神奈川県横浜市菊名 1丁目-7-8)

オンラインでも同時配信

 

オンライン配信フォーマット:Zoom(生配信)

*事前購入者のみアーカイブが視聴可能です(アップロード:イベント翌日ごろ、公開:二週間程度)*

 

【 オンラインでの配信について 】

当イベントはオンラインでのリアルタイム配信に加え、購入者向けにアーカイブの限定配信(二週間ほど)を予定しています。アーカイブは会場で参加いただいた方にもご覧いただけるよう手配いたします。

 

【当日のご参加について】

コロナウイルス感染症ほか、当日まで状況がわからないため、申込後にご不安になられることもあるかと思います。会場参加の方へもオンライン視聴のURLをお送りいたします(購入時にダウンロードできるPDFに付記)。また先述のとおりアーカイブ配信もありますので、ご無理のないようにご判断ください。

 

(参加料金)各々の購入ページへリンクを設定しています。

会場参加:1300円(税込)

 

オンライン参加:1300円(税込) 時間内入退場自由

 

本と同時:『山學ノオト2(二〇二〇)』つき:3500円(2200円+参加費1300円、送料300円無料)

 

本と同時2:『山學ノオト1』+『同2』:5000円(4180円+参加費820円、送料300円無料)

 

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「中岡さんも研究と実践を繰り返していて、場所は違うけど、同じ方向をめざしていると勝手に思っている。本質的なことから逃げない姿勢がすごい。デモクラシーの実践を自分たちなりに行いたいのだ。」

山學ノオト2(二〇二〇)2020年1月25日 p.24

 

『山學ノオト2(二〇二〇)』刊行を記念して、共著者である青木真兵と三輪舎・中岡祐介さんとの対談を、中岡さんが運営協力する「本屋・生活綴方」にて行います。

 

福祉の仕事をしながら、奈良の山村で私設図書館を開く。出版社をしながら、横浜市、妙蓮寺駅前の老舗本屋の運営にも関わる。お互いに仕事と場を持つことを両立されているお二人。日記の中で真兵さんが中岡さんを訪ねたのは、「生活綴方」ができる前。そこから二年ほど経過したなか、お互いの変化や実践の積み重ねを共有しながら、場所を持つことについて対話を繰り広げます。

 

【プロフィール】

◇中岡祐介(なかおか・ゆうすけ)

1982年、茨城県ひたちなか市生まれ。書店チェーン本部に八年間勤務したのち、出版社である三輪舎を創業。19年より横浜・妙蓮寺の書店「石堂書店」の2階に移転。またその姉妹店として「本屋・生活綴方」を開業。現在はイベントや展示の企画を監修する傍ら、本屋を拠点にした少部数出版による表現活動の実践として「生活綴方出版部」を取り仕切る。編集を担当した書籍に『本を贈る』(若松英輔・島田潤一郎ほか)、詩集『鬼は逃げる』(ウチダゴウ)、近刊に絵本『海峡のまちのハリル』(末沢寧史・文/小林豊・絵)。

 


【終了】博士のフツウの日常vol.1

開催日:2021年10月9日(土)

開催時間:19:00〜20:30(ごろ終了予定)

配信フォーマット:Zoom(生配信)

*事前購入者のみアーカイブが視聴可能です(アップロード:イベント翌日ごろ、公開:二週間程度)*

 

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中條千晴さんが翻訳された、フランスでの博士論文執筆の〝リアル〟を描いたバンドデシネ『博論日記』(ティファンヌ・リヴィエール著、花伝社)。中條さん自身も同国で博士号を取得された研究者です。かたや村と都市を往復する生活を描いた日記『山學ノオト』を刊行した青木真兵さんも古代地中海史の博士。『博論日記』にみる大学院の研究生活、『山學ノオト』にみる日常の研究生活。お二人と知己の間柄であり、博士、翻訳や農業も営まれる栢木清吾さんを間にして、暗くなりすぎず、かといって悠々自適でもない、ぼくらにとっての〝フツウ〟の日常について、語り合います。ぼくらにとって「普通」なことでも、一般的には「不通」なのかも……。

 

◇中條千晴(ちゅうじょう・ちはる)

フランス・リヨン大学・トランステキスト・トランスカルチュラル・スタディーズ研究所にて2018年現代日本学博士号取得。現在フランス国立東洋言語文化学院(INALCO)言語専任講師。専門はポピュラー音楽とジェンダー、カルチュラル・スタディーズ、社会運動。主な論考として「WOMEN’S MOVEMENTS IN 1970S JAPAN - Transgression and rejection」『Engendering Transnational Transgressions : From the Intimate to the Global』(共著、Routledge, 2020), 「ジェンダーの視点からポピュラー音楽を読み解く」『ガールズ・メディア・スタディーズ』(共著、北樹出版、2021)、「二十一世紀のラブソング」(現代思想2021年9月号)、「Jeunes adolescentes à succès et aidoru : la genèse du caractère hypergenré des chanteuses japonaises 」 (共著、 Transposition、2021)、訳書に『博論日記』(花伝社、 2020 年)。著訳に「ポストフォーディズムのジェンダー」(アンジェラ・マクロビー、和訳)など。

 

◇栢木清吾(かやのき・せいご)

神戸大学総合人間科学研究科博士後期課程修了。現在、同大学国際文化学研究科協力研究員、立命館大学ほか非常勤講師。専門は移民研究、歴史社会学、カルチュラル・スタディーズ・主な論考として「グローバル化・移民・都市空間」『出来事から学ぶカルチュラル・スタディーズ』(ナカニシヤ出版)、「差別感情にふれる」『ふれる社会学』(北樹出版)、訳書にニケシュ・シュクラ編『よい移民」、パニコス・パナイー『フィッシュ・アンド・チップスの歴史』(ともに創元社)、アーロン・S・モーア『「大東亜」を建設する』(共訳、人文書院)などがある。


【終了】アナキズムと山村デモクラシー

開催日時:10月10日(日)14:00〜15:30

配信フォーマット:Zoom(生配信)

*事前購入者のみアーカイブが視聴可能です(アップロード:イベント翌日ごろ、公開:二週間程度)*

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「日常を取り戻したいのだけれど、そもそも僕らの「日常」とはどんなものだったのだろう。」

奈良県東吉野村。人口一七〇〇人の山村で自宅を開放して人文系私設図書館ルチャ・リブロを運営する夫婦が、仕事に、生活に、山村と街を、あるいは彼岸と此岸を往復しながら綴った日記に、エッセイや草稿「研究ノオト」を収録した『山學ノオト2(二〇二〇)』。その活動から見えてきた、取り戻すべき僕らの「日常」とは。

東吉野村移住前から師事し、その活動を長らく見守ってこられた、師匠でもある内田樹さんと、刊行記念トークを行います。

(お二人の関係性については著者既刊『彼岸の図書館』(夕書房)やオムライス・ラヂオなどに詳しく出ています)

 

【プロフィール】

◇内田樹(うちだ・たつる)

思想家、武道家。1950年、東京生まれ。神戸女学院大学名誉教授。合気道凱風館師範。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。専門はフランス現代思想、武道論、教育論、映画論など。著書に『ためらいの倫理学』(角川文庫)、『レヴィナスと愛の現象学』(文春文庫)、『日本の身体』(新潮文庫)、『街場の戦争論』(ミシマ社)他多数。『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で小林秀雄賞、『日本辺境論』(新潮新書)で新書大賞、著作活動全般に対して伊丹十三賞を受賞。神戸市で武道と哲学のための学塾「凱風館」を主宰している。


【終了】読む生活・書く生活・喋る生活−−二人のデカメロン

「日常を取り戻したいツアー」vol.1『山學ノオト2(二〇二〇)』(H.A.B)刊行記念トークイベント

「読む生活・書く生活・喋る生活ー二人のデカメロン」

青木真兵、柿内正午

 

日程:2021年9月15日(水)

時間:オープン19:00、スタート19 : 30~

料金:1,500円(お買物券500円付)

定員:15名(要予約)

 

奈良県東吉野村で私設図書館「ルチャ・リブロ」を運営する夫婦の日記『山學ノオト』。早くも第二巻『山學ノオト2(二〇二〇)』が刊行されます。今回も、『プルーストを読む生活』の著者、柿内正午さんにご登壇いただき、ともに日記の本を書き、インターネットラジオを配信しているお二人に、読み・書き・話しながら思考する生活についてお話していただきます。

 

またイベントに先駆けて、お二人のラジオ番組ではスペシャルな企画:オムラヂ×ポイエティークRADIO合同一〇回連続配信企画「二人のデカメロン」が始まりました!あわせてお聴きください!


【終了】ごちゃまぜトークvol.1~僕たちはなぜお金にならないことをしたいのか~

青木真兵×野呂巧(ウチノ食堂)

ごちゃまぜトークvol.1~僕たちはなぜお金にならないことをしたいのか~ 

奈良県東吉野村にて自宅を図書館として開く「ルチャ・リブロ」青木真兵さんをゲストに、トークイベントを実施します!食堂併設の本屋で青木さんの本を扱い、オムライスラジオにも出演したウチノ食堂の野呂巧と「ごちゃまぜ」をテーマに、生活/仕事についてのあれこれ、奈良/新潟と離れていても共通するもの、これからの時代の生きやすさなどについて話します。

日時:2021年9月20日(月・祝)19:30〜21:00
ツール:オンライン(ZOOM)