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H.A.Bノメルマガみたいなもの『見えているパチリ!』(畠山直哉+大竹昭子、カタリココ)

当記事はH.A.Bが取次の新刊を案内する際に使用した文面をそのまま掲載しているものです。仕入れご希望の方は注文方法から、通常の購入をご希望の方は注文サイトから(いずれも末尾)ご購入ください。


『見えているパチリ!』

著:畠山直哉、大竹昭子

出版:カタリココ

本体:1000円+税

判型:文庫版並製

ISBN:なし

 

配送日:2022年2月20日ごろ初回発送予定

 

【販売条件】

買切:70%/委託:80%

*直取引のみ。

 

お二人の著作といえば『出来事と写真 』(赤々舎、2016年刊)がありますが、本作は2021年4月の『新潮』に掲載された畠山さんの文章と、それを受けて10月に行われた対談が収録されており、とても「いま」感のある作品となっています。

 

同文庫の既刊ともども、ご検討くださいませ。

 

 

(カタリココ文庫より・プレスリリース)

 

 カタリココ文庫8号は、写真家・畠山直哉と文筆家・大竹昭子の対談、および畠山直哉による随想『見えている パチリ!』をお届けいたします。

 畠山直哉は写真家ですが、すぐれた文章家でもあります。本書に収めた「心の陸前高田」は『新潮』2021年4月号に掲載されたものですが、出た直後に一読し、とても重要なことが書かれているのでカタリココ文庫に収めて長く読まれる状態にしておきたい、と思いました。

 陸前高田にあった実家が大津波で流され、母を亡くして以来、彼は故郷に通って撮影してきました。しかし、パンデミックという「新たな出来事」がそれに重なり、帰郷がままならなくなります。ふるさとが遠のいていくような不安、自分の言動に慎重にならざるを得ないような風潮、倫理観に縛られて直感的に行動できなくなっている状況、結果を性急に求めすぎる傾向……。

 シームレスにつながっていく彼の社会への懸念は、私たちが日々感じながらも深く考えてはいない事柄を明らかにします。それらを分かりやすい例を挙げながら粘り強く思考する彼の姿に、読者は圧倒され、また勇気づけられることでしょう。

 昨年10月に畠山と大竹は本書のための対談をおこないました。ふたりには『出来事と写真』(赤々舎)という対談集がありますが、そのつづきにあたるこの対談では、急がずに、社会の動きに翻弄されずに、「出来事」以降の時間を自分のなかに抱え込んで行きつ戻りつしながら考えることの意義が確認されます。

 カタリココ文庫では、毎回、いま読者に届けたい、と望むものを作るよう心がけています。私たちが日々抱いているもやもやした感情に光を当て、考えを深めていくきっかけを与える大切な一冊となればとてもうれしいです。                 (大竹昭子)

 

著者 畠山直哉、大竹昭子

判型 文庫版(w105×h148mm)、並製、カバー無し

表紙 NTラシャ 130kg

頁数 85ページ  

定価 1100円(税込価格)

発行所 カタリココ文庫

編集協力 大野陽子、大林えり子(ポポタム)

装幀 横山 雄+大橋悠治(BOOTLEG)

装画・写真 畠山直哉

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