「社会との約束の下、寝て食べて動く。しかし、いつ約束したのだか判然としない。」
奈良県東吉野村。人口一五〇〇人の村の山あいに佇む一軒家、人文系私設図書館「ルチャ・リブロ」。自宅を開放して図書館を運営する夫婦が、仕事に、生活に、山村と街を、あるいは彼岸と此岸を往復しながら綴った日記に、エッセイや草稿「研究ノオト」を収録した、日記帳。
人の動きが少しづつ戻ってくる中で、あらためて見えてきた他者や社会とその「外側」にあるもの。内と外を行ったり来たり。ぐるぐる回りながら考えた、二〇二二年の記録。
山學ノオト4(二〇二二)
著:青木真兵 青木海青子
装丁:武田晋一
出版:エイチアンドエスカンパニー(H.A.B)
本体:2000円+税
判型:四六版変形(120☓170mm) 256頁
デザイン:並製・表紙箔押し
ISBN:9784910882048 Cコード:0095
発売:2023年9月末〜10月上旬
流通:取次流通あり。直取引あり。
*注文情報・取り扱い書店・イベント情報はページ末尾にまとめております。
青木 真兵(あおき・しんぺい)
1983年生まれ、埼玉県浦和市に育つ。「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)研究者。博士(文学)。社会福祉士。2014年より実験的ネットラジオ「オムライスラヂオ」の配信をライフワークにしている。2016年より奈良県東吉野村在住。著書に『手づくりのアジール』(晶文社)、妻・青木海青子との共著『彼岸の図書館 ぼくたちの「移住」のかたち』(夕書房)、『山學ノオト』シリーズ(H.A.B)、光嶋裕介との共著『つくる人になるために 若き建築家と思想家の往復書簡』(灯光舎)などがある。
青木 海青子(あおき・みあこ)
1985年兵庫県生まれ。七年間、大学図書館司書として勤務後、東吉野へ。現在は私設図書館を営みながら、陶と刺繍で制作を行う。著書に『本が語ること、語らせること』(夕書房)、夫・青木真兵との共著『彼岸の図書館』(夕書房)、『山學ノオト』シリーズ(H.A.B)がある。夕書房noteにて「土着への処方箋 ルチャ・リブロの司書席から」が好評連載中。
(目次)
【研究ノオト】山村に図書館をつくる 真兵
日記(山學日誌)一月〜一二月
【エッセイ】サバイバーが生き延びること 海青子
オムライスラヂオ年表(二〇二二)
(ご注文)
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子どもの文化普及協会:同社からも1冊から仕入れ可能です。
(取り扱い店舗)
2023年9月25日現在
【直取引店舗】順次追加中
*直取引特典:オリジナル栞(イラスト:青木海青子)
(ルチャ・リブロのある奈良県)
ルチャ・リブロ(奈良県東吉野村)
とほん(奈良県大和郡山市)
ほんの入り口(奈良県奈良市)
(北海道・東北)
BOOKNERD(岩手県盛岡市)
(東京)
Title(杉並区)
Amleteron(杉並区)
書肆スーベニア(台東区)
日記屋月日(世田谷区)
twililight(世田谷区)
本屋B&B(世田谷区)
(関東)
本屋・生活綴方(神奈川県横浜市)
つまずく本屋 ホォル(埼玉県川越市)
(中部)
ON READING(名古屋市千種区)
栞日(長野県)
(近畿)
(中国)
(四国)
本屋ルヌガンガ(香川県高松市)
(九州・沖縄)
【一般(取次経由)書店】
・どの書店でもお取り寄せが可能です。「山學ノオト4(二〇二二)、ISBN:9784910882048」と書店さんにお伝えください。
(イベント情報)
【展示】
幽霊の日常 本とブローチ、人文系私設図書館ルチャ・リブロの日々
2023/9/27 - 10/8
於:FALL(167-0042 東京都杉並区西荻北3-13-15)