価値あるものであることはもちろん、小部数でも届けるべき人にしっかり届く。

そして何より、印刷、出版、流通、本屋。その全てが健全に成立する。

そういう出版を目指します。

「ツバメ出版流通株式会社」のご協力のもと、全国の書店でご注文いただけます。

直接販売も承っております。「流通/Distribution」よりご連絡ください。

『HAB 本と流通』

¥1,200+tax

ISBN 9784990759612

C0095

2016.5.31

通算2号。

テーマは流通

[CONTENTS]

日販王子流通センター

子どもの文化普及協会

柴野京子(上智大学)

ツバメ出版流通

八木書店

トランスビュー

出版共同流通センター

『HAB 新潟』

¥1,200+tax

ISBN 9784990759605

C0095

2014.2.28

「人」と「本屋」のインタビュー誌、創刊号。

テーマは新潟。

[CONTENTS]

佐藤雄一(北書店)×内沼晋太郎×石橋毅史

小林弘樹(「LIFEmag.」発行人)

諸橋武司(本の店英進堂)

新潟市文化政策課

西田卓司(ツルハシブックス)×伊藤かおり(古本いと本)



注文について

ツバメ出版流通株式会社」を経由し、すべての取次からご注文いただけます。取次口座をお持ちで「委託」取引を希望の方はツバメ出版経由での注文をお願いしています。

注文について2

取次口座をお持ちで、「買切」。あるいは取次口座がない方へは「H.A.Bookstore」経由(直取引)で流通いたします。「流通/Distribution」よりご注文ください。

購入について

『HAB』は全国の本屋で購入できます。店頭にない場合は注文(取り寄せ)も可能。その際は、ISBNコード(「本と流通」の場合は「9784990759612」)を伝えていただくとスムーズです。


「HAB 本と流通」刊行に寄せて

この本は約「2年前」に収録したインタビューを収めたもの。
「HAB」創刊号の発行から2年3ヶ月。創刊から「3ヶ月後」の2号刊行を目指して、作業は進められていた。

 

発行が遅れたのは完全に僕の問題だが、内容は古びるものではなく、もちろん刊行に際して直近の事情も注釈した。

 

ただ、内容は古びなくても受け手側の世界が変わってしまうことはある。この2年間で、「本と流通」というテーマが持つ意味は、だいぶ変わってしまったように思う。

 

昨年、総合取次の栗田出版販売は民事再生。
今年、同じく総合取次で、僕が以前働いていた太洋社も破産した。

 

だからいま刊行する、ということではない。
(制作が凍結したことはなく、本当に少しづつ、片時も忘れることなく、作ってはいたのだ)
ただ、悲観的な意見と、不安を煽るような記事ばかりが拡散される現状に対して、
真摯な姿勢で、可能性と選択肢を提示しなければいけない、と思ったのだ。

 

2年前の創刊号刊行時に、掲げた宣言文がある(Facebookの当店ページにある初期の文章がそれ)
だいぶ散らかった文章だけど、内容を要約すると、こうだ。

 

1_まだ出版流通には可能性がある
2_書店の利益対策として、返品を下げたり本の価格を上げたりするんじゃなくて、HABはもっと直接的にどんどん出し正味を下げたい
3_いい本として世に出す覚悟がなければ、本なんてつくらない。

 

1_
H.A.Bookstoreとして取次を始めてみて、取次口座を持っていない(世間一般には本屋と認識されていない)、本屋さんがこんなにたくさんあることを知った。僕はそこにも本を届けられる流通を「HAB」でもつくっていく。もちろん、取次経由の出荷は引き続きツバメ出版流通さんにお願いしている。既存の流通を、新しいルートをハイブリットに使いながら、届けるべきところに本を届けていく。

 

2_
創刊号である程度の部数が見えたこともあり、今回は買切条件を定価の60%で設定した。委託は変わらず75%+取次経由。その間の差は、まだ少し広く持っていたいと思う。どうしても責任感が異なるから。もちろん、チェーン店の制約で買切NGのところもあると思う。そういう場合は、繰り返しになるけれどツバメ出版流通を使ってもらえれば。利便性は保持しながら、リスク負担の差異はより明確にしていきたい。

 

3_
真理。世界を変える覚悟がなければ、いまどき本なんて出さない方がいい。

 

栗田出版販売、そして太洋社がなくなったとき。
本当に悔しかった。でも何も諦めたくはなかった。

 

この半年で、本屋を拡大し、取次も始めた。
そしてまた今回、本を出す。

 

まだ間に合うはずだ。
失われたものは確かにある。
でも、本当に大切なものは何も損なわれていない。